楳図かずおの代表作『神の左手悪魔の右手』は、夢と現実が交錯する異色のホラー漫画。小学一年生の主人公・山の辺想が夢を通じて見た恐怖の出来事が、次第に現実へと影響を及ぼしていきます。錆びたハサミの呪い、殺人を題材にした絵本など、全5話それぞれが…
『アゲイン』は楳図かずおのギャグ漫画で、若返りの薬を飲んだ65歳の元大工が昭和の時代を駆け巡ります。笑いあり社会風刺ありの展開に引き込まれました。家族や世代間の問題が独特の視点で描かれ、ユーモアだけでなく考えさせられる要素も盛りだくさん。衝…
楳図かずおの『おろち』は、不老の美少女「おろち」が運命に翻弄される人々の人生を見つめる心理ホラーです。人間の本質に迫るストーリーや美しくも不気味な絵柄に引き込まれること間違いなし。どんでん返しのラストも見逃せません。
『めぞん一刻』は、高橋留美子が描く1980年代の名作ラブコメディ。舞台は古びたアパート「一刻館」、管理人・音無響子と浪人生の五代裕作、そしてイケメンの三鷹瞬との三角関係が展開されます。五代の優柔不断さと響子の感情の揺れ動きがリアルに描かれ、恋…
この記事では、藤子・F・不二雄の異色短編作品『ミノタウロスの皿』と『カンビュセスの籤』を紹介。どちらも食と命をテーマにしたブラックSFであり、主人公とヒロインの死生観の対立や、衝撃的な結末が描かれています。幼い頃にアニメを見てトラウマになった…
黒鉄ヒロシの歴史漫画『坂本龍馬』は、坂本龍馬の人生と幕末の動乱をユーモラスかつ緻密に描いた550ページの大作です。龍馬ファンにとって必読の一冊であり、史実とフィクションを絶妙に織り交ぜながら、幕末の雰囲気を感じさせてくれます。本記事では、作品…
諸星大二郎の『西遊妖猿伝 大唐篇』は、中国の古典『西遊記』をベースにしつつ、歴史的な事実や伝奇要素を絡めた大胆な再構成が魅力の冒険活劇です。唐代の中国を舞台に、壮大な物語が展開されています。中国の歴史や文化に興味がある方や、ドキドキワクワク…
『ワンダーランド』は、石川優吾によるダークファンタジー&サバイバル作品です。この物語は、ある日突然、自分の体が手のひらサイズに縮んでしまった高校生・ゆっこを中心に展開します。巨大な猫やカラスといった日常的な動物が恐ろしい存在へと変わり、彼…
『極主夫道』は、元ヤクザが専業主夫として奮闘する日常を描いたアットホームコメディです。この作品は「このマンガがすごい!2019 オトコ編」で第8位、「WEBマンガ総選挙2018」では第9位、「次にくるマンガ大賞2018 Webマンガ部門」でも第3位にランクインし…
『プリンタニア・ニッポン』は、家庭用の生体プリンターから出力された謎の生物と共に暮らす青年の、ちょっと不思議でシュールな日常を描いたSFコメディです。新種生物「プリンタニア・ニッポン」と名付けられた生き物との共生を描く本作は、日常のほのぼの…
この記事は、スケラッコの『大きい犬』を紹介しています。本作は、2018年に「このマンガがすごい!」オンナ編で第9位に選ばれ、話題を集めたスケラッコのデビュー作『大きい犬』を表題にした短編集です。その後日譚「小さい犬」を含む全7編が収録されており…
この記事では、増村十七の『バクちゃん』を紹介します。この作品は、現代日本の移民問題をテーマにしたSFファンタジーで、「THE BEST MANGA 2021 このマンガを読め!」で10位、「このマンガがすごい!2021」オトコ編で19位にランクインしています。『バクち…
この記事は、諸星大二郎の『稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター』を紹介しています。ある古代遺跡を舞台に、人々が巻き込まれる怪異の物語です。名前を付けることで変化する「モノ」との対峙を通じて、登場人物たちの運命が交錯していきます・・・。シリーズ…
この記事は、吉富昭仁の『ツレビト』を紹介しています。「EAT-MAN」の作者が手がけた泣けるホラー漫画。全4巻。三年間の構想を経て完成したこの作品は、「死」をテーマにしています。主人公の少女が「死」をどのように受け入れるか、その過程が丁寧に描かれ…
この記事は、『水木しげるの遠野物語』を紹介しています。ホラー漫画好きの人にはおなじみの『遠野物語』。元々は岩手県遠野地方の逸話や伝承を柳田國男がまとめて発表した作品です。「ザシキワラシ」「オクナイサマ」「オシライサマ」「マヨイガ」と言えば…
この記事はTONOの『猫で語る怪異』を紹介しています。怖い話が苦手な人でも楽しめるように、人間を猫に置き換えたホラー漫画です。とはいえ、その内容はしっかりと怖いです!
この記事では、山岸凉子の『鬼』を紹介しています。この作品は、「許し」と「受け入れ」をテーマにし、親への憎しみと愛情を求める心の葛藤が描かれています。最後には「救い」と「解放」があり、人間の本質と救済の可能性を考えさせる名作です。※結末も含む…
この記事では、『ちばてつや短編集 エッセイマンガ編』を紹介します。ちばてつやは『あしたのジョー』の作者として知られる漫画界の巨匠です。この短編集には、彼が実際に経験した「満州の引き揚げ」のエピソードが描かれています。歴史的にも貴重な一冊で、…
この記事は、恐怖漫画の巨匠である楳図かずおの初期短編作品集『イアラ短編シリーズ』と『イアラ』を紹介しています。ハッピーエンドの物語から恐怖で終わる恋愛物語まで多様な男女の愛の形を楳図かずおタッチで描かれた短編作品群です。
この記事は、山下和美の『天才柳沢教授の生活』を紹介しています。天才的な頭脳と独特の生活習慣を持つ大学教授の日常をユーモラスに描いた漫画です。最初は1話完結のスタイルですが、途中から中編のストーリーも加わります。全34巻とボリュームがあります…
この記事は、モンキー・パンチの『ルパン三世 単行本未収録作品集』を紹介しています。この本は、「ルパン三世誕生50周年(2017年)」を記念して、これまで単行本に収録されていなかった作品を集めたものです。原作を読んでみたいけれど、どれから読め…
この記事は、手塚治虫の『鳥人大系』を紹介しています。 この物語は、進化した鳥が人類を支配する過程を描いた短編連作です。『猿の惑星』の鳥版とも言えるこの作品は、大人向けで暗く重たいSFです。 この記事は結末を含むネタバレが含まれています。未読の…
この記事では、山田章博の『おぼろ探偵帖』を紹介しています。山田章博といえば、『十二国記』の美しい挿絵を思い出す人が多いでしょう。その山田章博が描いた漫画です。この作品は、妖怪や幽霊が登場するホラーであり、コメディあり、探偵ものでもあります。
この記事は、入江亜季の短編集『旅』を紹介しています。 テンポよく読める「読みきり短編集」。入江亜季の絵が好きな人たち全員におすすめします!
この記事は、高橋ツトムの『スカイハイ』を紹介しています。昔、釈由美子主演で実写化されました。主人公イズコの決め台詞「おいきなさい」で知っている人もいるでしょう。ホラー漫画ですが、「生」と「死」を描いたヒューマンドラマです。
『pet』は、記憶を操る能力者たちの複雑な心理描写が光るSF作品です。他人の記憶を操作できる超能力を持つヒロキ、司、悟の3人は「会社」に利用されながらも、それぞれの想いと葛藤を抱えて生きています。物語は、人の心の闇や依存関係が交錯し、愛憎が入り…
『お~い!竜馬』は、坂本竜馬の成長を描くフィクション作品です。泣き虫だった少年が、歴史を動かす志士へと変わる姿に注目。アニメ版を懐かしむ方や、激しいアクションのある戦闘シーンを好む方にもおすすめ。史実を基にしつつも、創作ならではのエピソー…
この記事は、『この世界の片隅に』著者のこうの史代の4コマ漫画『ギガタウン 漫符まんぷ図譜』を紹介しています。著者の周りには「まんがの読み方がわからない」という人が多いらしい。この漫画は、そんな人のために描かれた「まんがの読み方の教本」です。…
『孤独のグルメ』は、久住昌之原作、谷口ジロー作画による人気グルメマンガで、実写ドラマ化もされました。五郎が飲食店を訪れ、食事を楽しむ日常を描いた漫画です。名もなき街の人々の生活がさりげなく描かれており、食事を通じて広がる人間ドラマが魅力的…
『魍魎の揺りかご』は、サバイバルホラー好きにおすすめの作品。豪華客船が転覆し、殺人鬼や裏切りが次々と襲いかかる中で、生き残りをかけた極限の戦いが繰り広げられます。登場人物たちの複雑な心理描写や予測できない展開が、読者を一気に引き込んでいき…