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初めての原作におすすめ!『ルパン三世 単行本未収録作品集』の楽しみ方 #ルパン三世

この記事は、モンキー・パンチの『ルパン三世 単行本未収録作品集』を紹介しています。
この本は、「ルパン三世誕生50周年(2017年)」を記念して、これまで単行本に収録されていなかった作品を集めたものです。原作を読んでみたいけれど、どれから読めば良いのかわからない人に、入門書としておすすめです。
原作はコメディなアニメとは違い、ハードボイルドな雰囲気が強くセクシーでアダルトな大人の漫画。グロもあるので注意!アニメのノリで読むとショックを受けるかも?

書籍紹介

概要

多くの人がアニメで知っている『ルパン三世』。この作品は、『ルパン三世』の原作です。
この本は、単行本には収録されていなかった14篇を集めたものです。収録された作品は、1970年から1985年までの約15年間に発表されたもので、1冊で様々な時代のタッチが楽しめます!

収録タイトル

  • ルパン三世外伝
  • ルパン三世スーパースター
  • 銭さんナンセンス
  • オレの銃弾は……素敵……だぜ(シナリオ/大和屋竺
  • 木金金
  • 一宿一殺
  • ガール・ナッパー
  • オレはシャドー
  • 俺ッ流派無し・・・!!
  • 寂しい夜の出来事(シナリオ/大川俊道
  • ロールスセーラー(シナリオ/平野靖士)
  • センチメンタルナイト(シナリオ/平野靖士)
  • Tell me a bedtime Story(シナリオ/平野靖士)
  • 女だけの刑ム所(シナリオ/浦沢義雄

ーー全14編

シナリオについて

通常の作品には脚本家はいませんが、企画もので脚本が付いている作品が収録されています。

「オレの銃弾は~」は、モンキー・パンチがアニメのエピソードをコミカライズしたものです。
「寂しい夜~」から「Tell me a~」の4作品は、アニメ放送時にアニメの脚本家がシナリオを担当した短期連載です。その中の「ロールセーラー」は後にアニメ化されました。
「女だけの刑ム所」もアニメ放映に合わせてアニメの脚本家がシナリオを担当した読み切り作品です。

アニメのエピソード

◆オレの銃弾は……素敵……だぜ
⇒シーズン2エピソード26 - バラとピストル
アニメをコミカライズしたもの。アニメとは、かなり違うお話になっています。

◆ロールスセーラー
⇒シーズン3エピソード30 - カクテルの名は復習リベンジ
このエピソードは、ファンの間で非常に人気があり、アニメ全シリーズの中でも人気ベスト10に入るほどです。先に漫画として発表され、後にアニメ化されました。展開に大きな違いはありません。

参考サイト:TYPER’Sルパン三世探索隊
参考サイト:L3雑録 

原作の登場人物について

毎回異なる峰不二子という女

原作の峰不二子には、特定のキャラ設定がありません。彼女のモデルは、映画『007』のボンドガールです。ボンドガールは毎作異なる女性が登場するように、原作『ルパン三世』でも話ごとに異なる女性キャラクターを登場させる予定でした。
しかし、毎回新しいキャラクターを作るのは大変なので、「峰不二子」という名前を使いながらも、毎回どこかが違うキャラクターとして描かれました。

つまり、さまざまな謎の女性像を集約したのが「峰不二子」というキャラクターなのです

参考サイト:シネマトゥデイ

謎の犯罪組織!ネズミ一族

原作で登場する組織。詳細は特に語られておらず、謎の存在です。一貫して、ルパンたちに対向する組織として描かれています。

原作コミックス一覧

ルパン三世』全10巻

新ルパン三世』全12巻

ルパン三世 単行本未収録作品集』

ルパン三世傑作集』全2巻

POINT!
  • ルパン三世』と『新ルパン三世』は別のシリーズです。それぞれ異なるエピソードが収録されています。
  • ルパン三世』と『新ルパン三世』は、文庫サイズのため非常に読みにくいです。より抜きになりますが、読みやすさで選ぶなら傑作集です。どちらを選ぶかは、よくご検討ください。
  • 今回ご紹介した『ルパン三世 単行本未収録作品』は、『ルパン三世』と『新ルパン三世』に収録されていなかったエピソードが収録されています。
  • 全巻を買うほどでもないけれど・・・という人は、『傑作集』全2巻もしくは、『傑作集』全2巻+『未収録作品集』のセット購入がお勧めです。

おまけ・スピンオフ一覧

POINT!
  • スピンオフ作品は、元の作品のキャラクターや世界観を使い、新たな視点やストーリーを描いたものです。また別の作家が描いているため、原作とは別物と思ってください。
  • 他にもスピンオフ作品はありますが、ここでは省略します。

まとめ

原作は、ストーリーだけでなく独特な絵のタッチも魅力です。今にもコマから飛び出しそうな迫力をぜひ味わってみてください。絵の勉強にもなりますよ!

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