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※ネタバレが含まれている場合もございます。

『機動警察パトレイバー』とは?メディアミックスの先駆けを解説

「レイバー犯罪が増加する時代――その最前線に立たされたのは、“問題児ばかり”の警察官だった。

レイバー、それは都市の建設現場で働く人型ロボット。
けれど、進化した機械がもたらすのは利便性だけではない。増えるレイバー犯罪に立ち向かうため、警視庁は特殊部隊「特車二課」を設立した。これは、そんな彼らの日常と闘いを描く物語――。

本記事では、ゆうきまさみが手がけた漫画版『機動警察パトレイバー』を中心に、その魅力と独自性を解説します。アニメや劇場版で有名なシリーズですが、実は漫画版は単なるタイアップではなく、別軸のストーリーと豊かな人間描写で高く評価された傑作なのです。後半では、漫画版をさらに楽しむためのアニメ版の見る順番についても紹介します。

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作品紹介

概要

本作は、クリエイター集団「ヘッドギア」が手がけたOVA企画から派生し、メンバーの一人であるゆうきまさみがタイアップ作品として描いた漫画版です。独特の世界観と魅力的なキャラクターたちにより、根強い人気を誇っています。

あらすじ

20世紀末。急速に普及した汎用人型作業機械「レイバー」は都市開発に欠かせない存在となっていた。しかしその一方で、レイバーを使った犯罪も増加。これに対処するため、警視庁は専用部隊「特車二課」を設立し、最新鋭のパトロールレイバーを導入する。
寄せ集めのような第2小隊のメンバーたちが、次々と発生する難事件に立ち向かっていく――。

おもな登場人物

泉 野明(いずみ のあ)

レイバーを心から愛する熱血新人警官の女の子。特車二課第2小隊に配属され、パトレイバー1号機の操縦士を務める。機械への強い愛着と、行動力・素直な性格が彼女の魅力。

篠原 遊馬(しのはら あすま)

野明のパートナーで、1号機の指揮担当。冷静で頭の回転が早く、やや皮肉屋な一面も。実家はレイバー開発大手「篠原重工」で、技術や機械に関する知識も豊富。

後藤 喜一(ごとう きいち)

特車二課第2小隊の隊長。普段はのんびりした態度だが、ここぞという時に鋭い判断を下す策士。

書籍情報(巻数・出版社・受賞歴)

●巻数表記は、Kindle版や文庫版など、入手しやすい流通形態を基準としています。

#完結済み#10巻以上 #20巻以上#小学館漫画賞#サンデー

こんな人におすすめ

本作は、以下のような方に特におすすめです。

  • ロボットものが好きな人にも苦手な人にも:リアル志向の設定と人間ドラマが絡む“現実にいそうなレイバー”が魅力です。「ロボットもの」が苦手という人でも十分、楽しめます(執筆者は苦手ですが楽しめました)
  • SF・近未来ものに興味がある人:テクノロジーの光と影、社会との関係など、考えさせられるテーマが多く含まれています。
  • キャラの会話劇・チームものが好きな人:寄せ集めの隊員たちが少しずつ絆を深めていく群像劇が見どころです。
  • 日常と事件のバランスを楽しみたい人:ギャグもシリアスも共存し、緩急のついたストーリー展開が特徴です。
  • 映像作品も合わせて楽しみたい人:アニメ・劇場版・実写などメディアごとに異なる切り口で展開されており、全部それぞれ楽しめます。

著者について

ゆうきまさみ。1957年12月19日、北海道生まれ。1980年に『ざ・ライバル』(月刊OUT)でデビュー。代表作に『究極超人あ〜る』『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』などがあり、SFからコメディ、ミステリーまで幅広い作風で知られる。星雲賞、小学館漫画賞など受賞歴多数。

作品解説

『機動警察パトレイバー』とは何か?

メディアミックスの先駆け

『機動警察パトレイバー』は、1988年に始動したSF警察アクションシリーズです。漫画・アニメ・映画・小説・ゲームなど、さまざまなメディアで展開され、その相互作用によって人気を拡大していきました。いわゆる「メディアミックス戦略」を本格的に打ち出した、先駆的プロジェクトです。

「ヘッドギア」が生んだ共同企画

本作を生み出したのは、5人のクリエイターによるユニット「ヘッドギア」。メンバーは以下の通りです:

  • ゆうきまさみ(原案・漫画)
  • 出渕裕(メカニックデザイン)
  • 伊藤和典(脚本)
  • 高田明美(キャラクターデザイン)
  • 押井守(監督)

この異なる分野のプロたちが、企画段階から横並びで意見を出し合い、メディアごとに異なるアプローチで作品を構築しました。

初出はOVAシリーズ

スタートは、1988年にリリースされたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)シリーズ全7話。この「アーリーデイズ」と呼ばれる初期OVAは、シリーズの土台を作った重要な作品です。

漫画版『パトレイバー』の独自性

ゆうきまさみによる“もうひとつのパトレイバー”

OVAとほぼ同時期に、『週刊少年サンデー』(小学館)で漫画版がスタート。1994年まで連載されました。漫画を手がけたのはヘッドギアの一員でもあるゆうきまさみ。彼自身が原案も兼ねていますが、あくまで「原案」であって「原作者」ではありません。あくまで「漫画版」もしくは「コミックス版」という立ち位置です。

タイアップから独立へ

漫画版は、初期はOVAとのタイアップ的な側面もありましたが、連載は漫画の方が先行していました。中盤以降は完全に独自路線に移行し、キャラクターの内面や人間関係に深く踏み込んだ描写が中心になります。

漫画ならではの完成度

漫画版は、ストーリーや演出がアニメとは異なる“別の世界線(パワレルワールド)”として描かれています。設定やキャラは共通しつつも、役割が違ったり性格が掘り下げられていたりと、読者の想像力を刺激する構造です。

結果として、漫画単体でも高い評価を受けています。

アニメ版を見るならこの順がベスト

まずは「アーリーデイズ」

最初に観るべきは、原点であるOVAシリーズ(全7話)。これがいわゆる「アーリーデイズ」で、主要キャラクターがすべて登場し、世界観の基本もここで理解できます。短編ながら密度が高く、入門にぴったりです。

その後に観るべき順番

作品の世界観はパラレルワールド的に分岐しており、発表順に観るのが混乱を防ぐコツです。

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楽しみ方のポイント

手っ取り早く楽しみたい人へ

まずはアーリーデイズ(初期OVA)と劇場版1・2を観るのが最も手軽です。主要キャラクターの紹介や世界観の概要がしっかり押さえられていて、短時間で『パトレイバー』の魅力をつかむことができます。

難しい話が苦手な人へ

重たいテーマや政治的な内容があまり得意でない人には、アーリーデイズとテレビシリーズ、新OVAを組み合わせた視聴順が向いています。登場人物のやり取りや日常の描写が多く、気楽に楽しめる内容が中心です。邪道と言われるかもしれませんが私個人としては、おすすめです。

じっくり味わいたい人へ

シリーズを深く楽しみたいなら、発表された順番どおりに観るのがおすすめです。各作品は基本設定を共有しつつもパラレルワールド的な構成になっているため、順番を入れ替えると設定やキャラクターの登場に混乱することがあります。順を追って丁寧に観ることで、作品ごとの違いや変化も自然に理解できます。

参考サイト:機動警察パトレイバー公式サイト

関連リンク

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映像化情報

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