『ワンダーランド』は、石川優吾によるダークファンタジー&サバイバル作品です。この物語は、ある日突然、自分の体が手のひらサイズに縮んでしまった高校生・ゆっこを中心に展開します。巨大な猫やカラスといった日常的な動物が恐ろしい存在へと変わり、彼女は生き残りを賭けて戦うことになります。
本記事では、作品の概要からキャラクター紹介、作品の解説や、物語の結末についてまで、詳しくご紹介します。
作品紹介
あらすじ
物語は、平凡な日常を過ごしていた高校生・ゆっこが、目を覚ますと体が手のひらサイズに縮んでいるところから始まります。巨大化した周囲の世界に驚き、動揺するゆっこ。しかし、それは彼女を待ち受ける恐怖の始まりでした。ゆっこはこの異常な状況を生き抜くために奮闘します。
おもな登場人物
ゆっこ
物語の主人公。朝目覚めると、自分の体が手のひらサイズにまで小さくなってしまった。飼い犬のポコと共に、この危険な世界を生き抜こうとする。
Alice(アリス)
謎の美少女。彼女は「不思議の国のアリス」をモチーフにしたキャラクターだと思われる。彼女の存在が物語の鍵を握る。
作品解説
身近な動物が驚異の敵となる?
弱肉強食の世界で
『ワンダーランド』では、突然小さくなってしまった人間たちが、周囲の動物たちにとって餌食となる過酷な弱肉強食の世界が描かれます。特に猫やカラスが、人間にとって最大の脅威として描かれています。
身近な動物で人間の敵
人間が小さくなることで、日常的に身近にいる動物が突然、命を脅かす存在に変わります。猫やカラスといった普段は無害に感じられる動物が、主人公たちにとって恐怖の対象になる展開は非常にスリリングです。
猫は野生の本能を捨てない
飼い猫であっても、例外ではありません。猫はその野生の本能を失っていないのです。作中で描かれるように、猫はただ遊びのために弱い生き物を弄ぶこともあります。
『ワンダーランド』では、猫のこの本質的な側面がリアルに描かれており、読者に衝撃を与える場面があります。もし、自分の飼い猫が目の前に巨大な存在として現れたらと想像するだけで、恐怖を感じざるを得ません。
猫のミーくん
作中に登場するミーくんは、特にリアルな猫の描写が印象的です。作者が実際にミーくんという名前の猫を飼っていることから、モデルにしたのではないかとも考えられます。身近な猫の姿がリアルに描かれているからこそ、読者に強烈な印象を与えます。
気になるところ
物語の広がり方
物語の序盤は、小さくなった人間たちがいかにして生き延びるかというサバイバルの要素が中心です。しかし中盤からは、新キャラクターの超能力者が複数登場し、政治的な要素が加わり、物語のスケールが広がっていきます。ですが、それがつまらないと感じる人も居るようです。
打ち切りっぽい終わり方?
最後のページに「to be continued」という文字が入っていたことで曖昧さを残しているため、読者によっては打ち切りと感じるというレビューが複数ありました。
推測ですがこれは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』一作目のビデオでジョークで「to be continued(つづく)」書かれたというエピソードのオマージュじゃないかと思います。個人的には、好きな終わり方でした。
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