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草間さかえの『マッチ売り(やぎさん郵便)』:雰囲気抜群のBL漫画を楽しむ #草間さかえ

この記事では、草間さかえの『マッチ売り(やぎさん郵便)』を紹介します。
この作品はBL(ボーイズラブ)漫画です。エッチなシーンもあるので苦手な方はご注意ください。物語には2組のカップルが登場し、どちらも最後には結ばれてハッピーエンドを迎えます。レトロな雰囲気が魅力的なこの作品です。

作品紹介

あらすじ

物語は、男友達に貸していた本に挟まっていた一通の恋文から始まります。その恋文には、本来書かれているはずの宛名がありませんでした。
本の持ち主である廣瀬清高ひろせきよたかは、その友人が郷里に帰る前に恋文を返そうと長い時間待ち続けますが、友人は現れません。待ち続ける中で、廣瀬はヤミのマッチ売り――実は売春をしている花城青司はなしろせいじと出会います。

一通の恋文を巡り、大正の戦後を舞台に、4人の男性の人生が大きく変わっていく物語です。

おもな登場人物

廣瀬 清高

恋文が挟まっていた本の持ち主。とにかくお人好しな性格で、鈍感な学生。心も体も素人童貞。(攻)

花城 青司

出版社の社長は、性的なトラウマのために一人では満足できない体質です。火照る体を癒すために、夜の街で売春を繰り返していた。廣瀬とは体の相性が抜群。(受)

澤 陣一郎

花城の右腕。花城の影響で性癖が歪んでしまった、男運の悪いサディスティックな傾向のある男。実は、相手に尽くすタイプ。(攻)

有原 岑生

恋文の送り主。大人しい性格で、被虐対象にされやすい。潔癖なほど真面目な人物。(受)

収録タイトル

マッチ売り
  • マッチ売り前・後編
  • やぎさん郵便1~8話
やぎさん郵便
  • やぎさん郵便9~17話
  • マッチ売り零話(番外編)
  • 番外編あめふり
やぎさん郵便2
  • やぎさん郵便17.5話
  • やぎさん郵便18~23話
  • 第十九話目、深夜。(番外編)
やぎさん郵便3
  • やぎさん郵便 24話、25話最終回
  • かごめかごめ(番外編)
  • 東京行進曲前・後編(番外編)
  • ゆりかごのうた(番外編)
  • 続 東京行進曲(番外編)
読む順番

書籍タイトルは2種類ありますが、話は続いています。順番は以下の通りです。

  • 『マッチ売り』
  • 『やぎさん郵便』
  • 『やぎさん郵便2』
  • 『やぎさん郵便3』

全4巻です。

複雑な4人の男の恋模様

年下ワンコ✕ビッチ系美人

自分が満足できないために売春をしている花城青司はなしろせいじ(受)は、純粋で穢れを知らない廣瀬清高ひろせきよたか(攻)に惹かれます。花城は、強引に廣瀬との体の関係を持つようになりますが、廣瀬もそんな花城に心を惹かれ、何度も関係を重ねるようになります。
廣瀬は花城に流され気味ですが、押すべきときには押す頼りになる年下ワンコです。

鬼畜系メガネ✕幸薄そうな美人

長年、花城に恋心を抱いていた澤陣一郎さわじんいちろう(攻)は、偶然迷い込んだ有原岑生ありはらみねお(受)を恋文をネタに手籠めにします。最初は愛のない関係でしたが、次第に澤は有原の寛容な性格に惹かれていきます。
澤は一見鬼畜ですが、実は奉仕的な面も持っています。

まとめ

雰囲気がとてもレトロで、登場人物にもキュンとさせられます(ちなみに私は有原が好み)。エッチもありますが物語が中心となっているので、ストーリーを楽しみたい人にもおすすめできます。

書籍情報

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