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『マロニエ王国の七人の騎士』感想・評価まとめ:壮大な世界観の魅力

岩本ナオ マロニエ王国の七人の騎士

『マロニエ王国の七人の騎士』は、岩本ナオの手掛ける壮大なファンタジー作品です。個性豊かな7人の兄弟が騎士として王国を守り、冒険や恋愛、葛藤を通じて成長していく様子が描かれています。本記事では、物語のあらすじや登場人物、作品の特徴や魅力を深く掘り下げ、読者にこの作品の面白さをお伝えします。また、ストーリーの難解さも取り上げつつ、読み方のポイントについても解説します。

作品紹介

あらすじ

マロニエ王国には、7人の個性豊かな兄弟がいます。「眠くない」「博愛」「暑がりや」「寒がりや」「獣使い」「剣自慢」「ハラペコ」、彼らは女将軍バルバラの息子であり、それぞれが王国の守護者である騎士です。
彼らの大義は「お姫様を助けること」。そのため、緊張関係が続く周辺七カ国にそれぞれ使節団を率いて赴く任務を負っています。最初の舞台は「夜の長い国」。長男「眠くない」は婚約者であり幼馴染のエレオノーラとともに、謎の一団が待つ国に旅立ちます。果たして彼は無事に帰国できるのでしょうか?

おもな登場人物

眠くない

朝も夜も昼も眠くならない。弟たちをかわいがる長男。

暑がりや

暑さに弱く、寒さに強い三男。

寒がりや

寒さに敏感。寒そうなことを考えるだけでもくしゃみが出てしまう四男。

獣使い

さまざまな生き物と会話ができる五男。

ハラペコ

見た目は可愛らしいが、とても大食いで力持ちな七男。

エリー(エレオノーラ)

眠くないの幼馴染であり婚約者。彼と共に旅立つ女騎士。

バルバラ

七人兄弟の母であり、マロニエ王国の女将軍。

ヒンヤリ

謎の人物。

こんな人におすすめ

  • ファンタジー好き:魔法や騎士の冒険が好きな方にはうってつけの作品です。
  • キャラクター重視の読者:7人の兄弟それぞれが個性的で、彼らの関係性や成長を楽しめます。
  • 感情描写が好きな人:騎士たちが象徴する感情の葛藤や人間関係の描写が魅力です。
  • 美しいイラストを楽しみたい方:作品の挿絵やビジュアル面でも多くのファンに愛されています。

著者について

岩本ナオは、岡山県出身の漫画家。代表作『町でうわさの天狗の子』で第55回小学館漫画賞を受賞し、2017年には『金の国 水の国』が「このマンガがすごい!」オンナ編第1位に輝きました。『マロニエ王国の七人の騎士』でも翌年同賞を連続受賞し、高い評価を得ています。

作品解説

壮大な世界観と繊細な描写

岩本ナオは、世界観の構築と繊細な感情描写で定評があります。本作でも、その美しい風景描写やキャラクター同士の微妙な感情の変化が読者を引き込みます。まるで絵本や神話のような幻想的な雰囲気が、物語を一層引き立てています。

兄弟たちの個別エピソードと深い物語構成

七人兄弟それぞれのエピソードが丁寧に描かれ、恋愛や成長、冒険が交錯する物語です。彼らの個性と関係性をじっくり描く形式が、物語をより奥深くしています。これにより、各キャラクターの魅力が際立ち、多くの読者に支持されています。

ストーリーの難しさ

『マロニエ王国の七人の騎士』は高評価を受けている一方で、ストーリーが難しいと感じる読者もいます。その理由は主に次の4つです。

  • 登場人物の関係性が見えにくい:キャラクター同士の役割や関係性が曖昧で、読者が混乱することがあります。
  • 登場人物の区別が難しい:顔の描き分けが少ないため、特に「人」と「人でないもの」の違いがわかりづらい点も指摘されています。
  • 回想が分かりにくい:回想シーンが「誰の記憶」で「いつのこと」かがわかりにくく、物語に戸惑う読者もいます。

  • 全体的な説明不足:展開が唐突で理解が難しい部分があり、特に初見の読者にはハードルが高いかもしれません。

 おすすめの読み方

1巻で魅力を感じたら、よくわからなくても3巻まで読むことをおすすめします。物語の全体像が見えるのは3巻以降であり、そこからこの作品の真価が感じられることが多いからです。

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『マロニエ王国の七人の騎士』は、複雑な物語構成とキャラクターの深み、そして美しい世界観が融合したファンタジーです。難解な部分もありますが、じっくりと物語に浸ることでその魅力が解き明かされます。

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