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『地獄先生ぬ〜べ〜』の魅力:ガチホラー回5選と恋愛回2選!

この記事では、真倉翔(原作)と岡野剛(作画)のホラー漫画『地獄先生ぬ~べ~』を紹介します。
90年代のホラーブームで、子どもたちにトラウマを植え付けたことで知られるこの作品ですが、格好良いぬ~べ~先生に憧れた人も多いはずです。あの頃、「土井先生(忍たま)」や「イルカ先生(NARUTO)」、そして、ぬ~べ~こと「鵺野先生」を理想の先生として思い描いていた人は多かったでしょう。初恋がぬ~べ~なんていう人も居そうですね!
この記事では、特に怖かったことで人気のお話と、ヒロインのゆきめちゃんがかわいいお話をご紹介します。ネタバレが含まれているので、未読の人はご注意ください。

作品紹介

あらすじ

童守小学校5年3組の担任を務める鵺野鳴介ぬえのめいすけ、通称「ぬ~べ~」は日本で唯一の霊能教師。普段は頼りなく、生徒たちからインチキと言われてしまう彼だが、実は、あらゆるものを無に帰す力を持つ「鬼の手」の持ち主だった。
生徒の命が危ないと知れば、命がけで鬼の手を使い、悪霊と戦う!果たして、ぬ~べ~は子どもたちを守り抜くことができるのか!?

この世には目に見えない闇の住人達がいる。奴らはときとして牙をむき君達を襲ってくる。彼は・・・そんな奴らから君たちを守るため地獄の底からやってきた――正義の死者――なのかもしれない・・・・・・

引用元:第1巻5ページより

おもな登場人物

鵺野鳴介

25歳の熱血小学校教師。強い霊能力を持ち、左手に鬼の力を封じ込めた「鬼の手」を持つ。教師として信頼される一方、私生活はだらしなく、カップラーメンや給食だけで空腹をしのぐ。

ゆきめ

雪女で、幼少時代にぬ〜べ〜に助けられたことがきっかけで、彼を一途に想っている。

高橋律子

ぬ~べ~の同僚の先生。小学校のマドンナであり、ぬ~べ~の想い人。怖がり。

トラウマ確実?!ホラー回5選

#9 散歩する幽霊の巻(1巻)

学校の怪談あるある①「トイレの花子さん

学校のトイレに「花子さんが出た!」と騒ぐ子どもたち。ぬ~べ~は冷静に「そういう怪談は、たいてい作り話だ」と相手にしません。しかし、それを聞いていた超怖がりのリツコ先生が除霊をお願いすると、途端に態度が変わる下心丸出しのぬ~べ~。
その夜、ぬ~べ~は子どもたちと一緒に除霊を始めます。ぬ~べ~が調べると、創立以来この学校のトイレで死んだ人はいないことがわかります。そこで、花子さんが日本中の学校を渡り歩く「散歩する霊」かもしれないと推理し、フーチという仕掛けで調査を進めることに・・・。

個人的に見てほしいポイント

話には関係ありませんが、この回のぬ~べ~がやけに色っぽいので注目してください!鎖骨がポイントです!(笑)

#24 「A」がきた!の巻(2巻)

「A」は妖怪でも、幽霊でもなく、30年以上捕まっていないれっきとした人間であり殺人鬼です。
「A」は、下校中の子どもたちに「赤」「白」「青」のどの色が好きかを尋ねます。子どもが「青」と答えると溺死させられ、「白」と答えれば体中の血を抜かれます。そして、「赤」と答えると、血まみれで殺されてしまいます。
この回では、「A」が人間であるため、ぬ~べ~もどう対処すべきか困ります。しかし、その凶暴さに、最後には鬼の手を使うことになってしまいます。
「A」は本当に人間だったのか?その謎に答えが出ないまま幕を閉じてしまいます。

#50 赤いチャンチャンコの巻(4巻)

学校の怪談あるある②「赤いチャンチャンコ」

ぬ~べ~クラスの郷子が困っている下級生のために「開かずの教室」に入ったことで、妖怪「赤いチャンチャンコ」に狙われてしまいます。「赤いチャンチャンコ」といえば、学校の怪談でも有名ですよね。「赤いチャンチャンコ着せましょか?」と問いかけてくる妖怪です。この問いかけに答えてしまうと血まみれにされて殺されてしまいます。パターンとしては「A」と同じですが、こちらは怨霊です。
「赤いチャンチャンコ」の正体は、30年前にいじめを苦に自殺してしまった女の子です。この子も「トイレの花子さん」のようにさまよう霊で、日本中の学校で無差別に人を殺すようになってしまった怨霊です。その霊をぬ~べ~が封印して匿っていたのですが、その結界を郷子が切ってしまったのです。
このかわいそうな霊は恨みが深いため、結局ぬ~べ~は除霊できずに再び封印せざるを得ませんでした。

ドアップが怖い!

この話の恐怖のポイントは、2ページにわたって「赤いチャンチャンコ」の顔がドアップで描かれるシーンです。子どもにとっては恐怖でしかありません。この理由で「トラウマ回」と呼ばれています。同じようにドアップになる手法で、当時の子どもたちにトラウマを植え付けたのが「#194 見たら死ぬ!海難坊主の巻(15巻)」です。

#73 七人ミサキの巻(6巻)

七人ミサキと男女二人組

ひどい嵐の中、ぬ~べ~クラスの広と美樹、そしてぬ~べ~が学校に残って雑用をしていた。そこへ、怨霊に追われている男女二人組が学校に逃げ込んできました。その怨霊というのは「七人ミサキ」。
「七人ミサキ」とは、悪人の魂が七人組のセットになっていて、お互いの怨念で成仏できません。必ず七人でいる必要があり、一人でも欠けると新たに人を殺して仲間に引き込んでしまいます。見た目も怖く、山伏の姿で顔はほぼ骨と皮だけ。それが集団になってドンドン追いかけてきます。
逃げ込んだ男女二人組、実は「七人ミサキ」七人のうちの二人を車でひき殺していました。「七人ミサキ」の描写も恐ろしいのですが、この二人も非常に恐ろしいです。人間の業の恐ろしさを感じさせられるお話です。

実は色々ツッコミどころ満載・・・?

余談ですが、メイキングでぬ~べ~がよく泊まり込みで利用している学校の宿直制度について触れられていました。この制度は、昭和50年代にはすでに廃止されていたようです。当時(平成)、読んでいて疑問に思っていたんです。そうか、(あの時代でも)あり得ない設定だったんですね。
それよりも、ひどい嵐なのに生徒を帰宅させないぬ~べ~ってどうなの?!とツッコミたくなります。色々とツッコミどころの多いぬ~べ~ですが、あまり気にしないほうがいいのでしょうね。だって、これは漫画のお話。気にしていたら生徒の出番がなくなっちゃいます(笑)。

#129 ブキミちゃんの巻(10巻)

噂話を聞いただけで伝染する恐怖

ぬ〜べ〜クラスのトラブルメーカー、美樹がクラスのみんなの前で話した噂話がきっかけで、クラス全員が大変な目に遭います(かなり迷惑ですね)。その噂話とは、意地の悪いブキミちゃんという子の怨霊が夢に現れてナゾナゾを出すというものです。ナゾナゾに答えられなければ夢から出られずに死んでしまいます。そして、この噂話を聞いてしまった人の元には、3日以内に必ずブキミちゃんが夢に現れてナゾナゾを出すという内容でした。

純粋な小学生には、とても怖いお話

ブキミちゃんのキャラクターデザインがとにかく秀逸で怖いです。そのうえ、噂話を聞いてしまうと3日以内に必ず現れるという設定は、純粋に信じてしまった子も当時はいたのではないでしょうか?夢では、逃げられませんからね。

恋愛回のおすすめ2選

怖いお話を5つご紹介しましたが、ゆきめがかわいい恋愛回も紹介しちゃいます!

#79 対決!雪女VS座敷童子の巻(6巻)

この第6巻は、学校のマドンナ・リツコ先生がぬ〜べ〜の魅力に気づき、ぬ〜べ〜を中心とした恋愛模様が急展開する巻です。
ひょんなことから、ゆきめが座敷童子を怒らせてしまい、ゆきめは不幸な目に遭ってしまいます。さらに、恋のライバルとなるリツコ先生がぬ〜べ〜とデートすることになり、ゆきめは嫉妬で暴走してしまいます。

#213 ゆきめ、禁断の恋!?の巻(16巻)

禁断のおねショタ回です。と言っても、ぬ~べ~が「陽神の術」という究極奥義を使って小学生姿で分身したショタ!合法ショタです(笑)。相手が愛しの鵺野先生だと気づかずドキドキしてしまうおねえ・・・ゆきめに読者はドキドキしてしまいます。かわいくてちょっとエッチな回です。ぬ〜べ〜にとっては、ラッキースケベ

アニメ情報

2025年再アニメ化!

続報が楽しみですね!

旧アニメは、こちらから!

30分アニメ版

劇場版

OVA版

[エッセイ]大人になったら「ゆきめ派」から「律子派」になっていた。

感想エッセイを書きました。こちら(note)からお読みいただけます。

まとめ

2025年に再アニメ化は、嬉しいですね。個人的に気になるのが玉藻の髪の色です。旧アニメ版だと銀髪でしたが、原作版は金髪なんです、彼。私としては、銀髪が好みなので旧アニメ版の色を採用してほしいけど金髪になりそう(;^_^A

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