月が照らす夜に、あなたもいる
世界中の生き物が同じ月明かりの下で夜を過ごす、しかけ絵本『つきはかがやく』。絵本という形をまといながら、大人の夜にこそ静かに響く一冊です。本記事では作品の見どころ、特徴を未読者向けに解説しています。
作品紹介
あらすじ
眠れない夜、月はどこかで誰かを照らしている。森のウサギも、草原のシカも、海のイルカも——世界中の生き物が、同じ月の光に包まれて夜を過ごす。穴あきしかけで月の満ち欠けを感じながら、静かな夜の世界をめぐる絵本。
こんな人におすすめ
本作は、以下のような方に特におすすめです。
- 月や夜の景色が好きな人:月を主役にした静かな情景が、ページをめくるたびに広がります
- しかけ絵本に興味がある人:穴あき加工で月の満ち欠けを手で感じながら読める、装丁そのものが体験になっています
- 忙しくて本を読む時間がとれない人:テキストが少なく短時間で読み終えられるので、寝る前のわずかな時間にも向いています
- 遠くにいる誰かを思っている人:同じ月が世界中を照らしているという視点が、離れた相手との静かなつながりを感じさせてくれます
- 絵本を大人買いしたい人:子ども向けの形式でありながら、大人の感性に響く詩情と美しい装丁を持った一冊です
著者について
パトリシア・ヘガティ│文
イギリスを拠点に、絵本の分野で活動する。
ブリッタ・テッケントラップ│絵
ドイツ生まれ。子ども向け絵本・挿絵の分野で国際的に活躍し、ボローニャ・ラガッツィ賞をはじめ世界各地で受賞。
木坂涼(きさか・りょう)│訳
埼玉県生まれ。詩人・絵本作家・翻訳家。詩集『金色の網』で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。クリス・ホートン作『どうする ジョージ!』の翻訳で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。
作品解説
『つきはかがやく』とは│月と生き物のつながり
月明かりがつなぐ、世界中の夜
夜が来ると、月は静かに世界を照らし始めます。森の中でも、草原でも、海の上でも、月の光はあらゆる場所に届きます。『つきはかがやく』は、そんな月明かりの下で夜を過ごす生き物たちの情景を、詩のような文章と繊細なイラストで描いた絵本です。
物語ではなく、情景の積み重ね
ウサギ、シカ、キツネ、カメといった自然の中の生き物たちが順々に登場し、それぞれの場所でそれぞれの夜を過ごしています。筋書きのある物語というよりも、情景を静かに重ねていく構成です。違う場所に暮らす彼らが、同じ月の光に包まれている。その静かな事実が、この絵本の核心にあります。
『つきはかがやく』の特徴│しかけと装丁
ページをめくるたびに変わる、月の形
この絵本をひときわ印象的にしているのが、穴あき加工のしかけです。ページをめくるたびに穴の形が変わり、月が満ちたり欠けたりする様子を手で感じながら読み進められます。本のつくりそのものを通じて月の動きを体験できる、丁寧な演出です。
光を受けて輝く、ラメ加工の月
表紙と本文中の月にはラメ加工も施されており、光を受けてそっと輝きます。短く詩的な文章と相まって、ページ全体がやわらかな夜の空気をまとっています。
いま大人が読む価値と読み方のポイント
大人の読者に届く、静かな言葉
子ども向けに分類されながらも、大人の読者からの評価がとくに高い作品です。夜の不安や、遠くにいる誰かへの思いを抱えているとき、この絵本の言葉はひとつの慰めになるかもしれません。「月はどこにいる誰かも照らしている」というシンプルな視点が、離れていても同じ空の下にいるという感覚をそっと届けてくれます。
忙しい日常の、すきまに開く
テキストが少なく、短時間で読み終えられます。絵本という形式を超えて、静かな夜にひとりで手に取りたくなる一冊です。
関連リンク
書籍詳細ページ
リンク先で書籍に関する基本情報をご確認いただけます。
『つきはかがやく』の書籍情報
- 定価:1,980円(税込)
- ページ数:25ページ
- サイズ:23 x 1 x 28 cm
- 初版発行:2023年7月6日
- 対象年齢:4歳~
- 出版社:ひさかたチャイルド
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