「恋」をしたときのあの瞬間を、思い出させてくれる絵本。
少女がワニを好きになるという、非現実的で美しい物語。ヒグチユウコならではの繊細な筆致と詩のような言葉が、心に残る“好き”のかたちを描きます。
本記事では物語の見どころ、特徴を抑え未読者向けに解説しています。
続きを読む世界が変わる瞬間、彼女たちは何を選んだのか。
18世紀フランス、革命前夜のベルサイユ。男装の麗人オスカルと、悲劇の王妃マリー・アントワネット──。身分や性別に縛られながらも、自らの信念を貫こうとする二人の姿を通して、激動の時代を生きた人々の「愛」と「自由」が描かれます。華麗なロココの世界に潜む緊張と、革命へ向かう熱狂。その対比が織りなす壮大な人間ドラマは、半世紀を経てもなお読む者の胸を打ち続けています。
本記事では物語の見どころ、特徴を抑え未読者向けに解説しています。
続きを読む千年の時を超えても変わらない恋の想い――。
和歌に込められた人々の心を、現代の感覚で鮮やかに描いたのが『超訳百人一首 うた恋い。』です。鎌倉時代の歌人・藤原定家が編んだ百人一首を題材に、恋や出会いのドラマを短編コメディとして再構築。東京大学名誉教授・渡部泰明氏の監修により、確かな内容でありながら、軽やかに楽しめます。
各話の語り役として登場する藤原定家の「ていかメモ」が、歌の背景や恋愛事情をやさしく解説。難しい古典の世界が立体的に理解でき、読むたびに新たな発見があります。短編形式でどこからでも読みやすく、古典初心者から和歌好きまで幅広くおすすめできる作品です。
続きを読む