曲がり角のむこうには、なにがあるのだろう――
出会い、友情、震災、戦争。激動の時代を越えながらも本を愛し続けた村岡花子の軌跡を、鮮やかなイラストとともに振り返る作品です。
本記事では『アンを抱きしめて 村岡花子物語』の見どころ、特徴を抑え未読者向けに解説しています。
作品紹介
あらすじ
女学校で学び始めた少女は、震災と戦争の時代を越えて、物語とともに生きていく。『赤毛のアン』の翻訳者として知られる村岡花子の歩みを、短い文章でやさしくたどる一冊。
おもな登場人物
村岡花子
本名・村岡はな(旧姓・安中)。翻訳家・児童文学者。『赤毛のアン』など海外作品を数多く紹介し、物語の楽しみを広げた人物。
柳原燁子(柳原白蓮)
花子の親友。女学校時代から強い結びつきをもち、花子の腹心の友。
村岡儆三
印刷会社を営む人物。花子と出会い、人生の伴侶となる。
こんな人におすすめ
本作は、以下のような方に特におすすめです。
- 村岡花子を手早く知りたい人:短い文章で生涯の流れをつかめます。
- 『赤毛のアン』が好きな人:翻訳の背景や物語とのつながりを感じられます。
- わたせせいぞうの絵が好きな人:色彩豊かなイラストをじっくり楽しめます。
- 朝ドラ『花子とアン』の雰囲気を味わいたい人:物語の主要な出来事を整理して読めます。
- 大人向けの絵本を探している人:短時間で読み終えつつ、人物伝の魅力に触れられます。
著者について
村岡恵理
1967年東京生まれ。『赤毛のアン』などの翻訳で知られる祖母・村岡花子の評伝『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』を刊行。NHK連続テレビ小説「花子とアン」の原案となる。
わたせせいぞう
1945年兵庫県生まれ。1974年にビッグコミック賞に入選して漫画家デビュー。1983年に発表したオールカラーコミック『ハートカクテル』で、都会的な男女のショートストーリーが人気となる。鮮やかな色彩と洗練されたスタイルで、多くの人に親しまれている。
作品解説
『アンを抱きしめて 村岡花子物語』とは
大人向け絵本として楽しめる伝記作品
本作は、村岡花子の孫である村岡恵理の文章と、わたせせいぞうの鮮やかなイラストで構成されています。生涯を要点だけに絞り、短い文章で整理された伝記形式です。
朝ドラ『花子とアン』の世界を絵本で味わえる
2014年放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」にあわせて、NHK出版から刊行された一冊です。ドラマを見ていなくても、村岡花子の生涯を大まかにたどれる構成になっています。
『赤毛のアン』とのつながり
物語の随所に『赤毛のアン』の名場面やアイテムが配置され、花子の人生とアンの世界が重なる構図で描かれています。翻訳タイトルが日本独自であることなど、作品誕生の背景にも触れています。
絵本でわかる村岡花子の生涯
激動の時代をたどる構成
女学校入学、柳原白蓮との友情、結婚、関東大震災、戦争といった主要な出来事が、コンパクトにまとめられています。ページ数は少ないながら、花子の生涯の流れが時系列順になっており理解しやすい構成です。
文学との出会いから翻訳者への歩み
ミッションスクールで英米文学に親しんだことが、翻訳者としての基礎となる過程が示されています。モンゴメリ作品との出会いが人生を大きく動かし、翻訳家としての役割を担う姿が淡々と描かれています。
コンパクトでも全体像がつかめる内容
心理描写は多くありませんが、未読者が「まず概要を知る」には適したボリュームです。花子の人生を知る入口として機能します。
わたせせいぞうのイラストで広がる作品世界
明治〜昭和の風景を鮮やかに描いた色彩
時代背景を柔らかなタッチでまとめ、明治〜昭和期の風景を明るく表現しています。着物、風景、学び舎、暮らしの小物などが視覚的に楽しめる点が特徴です。
アンの世界を思わせるモチーフが散りばめられたページ構成
『赤毛のアン』に関連したモチーフがページごとに散りばめられており、読者が見つけながら楽しめる構成になっています。絵本としての満足度が高い要素です。
絵だけでも楽しめるビジュアル性の高さ
ストーリーを深掘りする内容ではありませんが、村岡花子や『赤毛のアン』に興味を持つきっかけになりやすく、短時間で読める点が利点です。絵をじっくり眺めるだけでも楽しめます。
関連リンク
書籍詳細ページ
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