その友情、死んでも続きます
『おばけと友だちになる方法』は、人間とおばけの交流をやさしく描いた絵本です。遊び心たっぷりの世界の中に、大人にもじんわり響くテーマが詰まっています。本記事では作品の見どころ、特徴を未読者向けに解説しています。
作品紹介
あらすじ
もし、おばけに出会えたら、どうやって仲良くなる?おばけは、ちょっぴりこわくて、でも気になる存在――。そんなおばけと友だちになった毎日を、ユーモアたっぷりに描いた絵本です。ふしぎな出会いから始まるのは、驚きと発見、そしてやさしさがつながる特別な友情。
おもな登場人物
女の子
おばけと一生の友だちになった、主人公。
おばけ
友だちがほしい、ちょっぴり繊細なおばけ。
作品キーワード
●この絵本の特徴に合うキーワードです。
こんな人におすすめ
本作は、以下のような方に特におすすめです。
- ユーモアのある絵本が好きな人:おばけの好物や細かなルールなど、シュールな設定を楽しめます
- ハウツー形式の作品が好きな人:「おばけと友だちになる方法」を順番に学ぶ構成で、遊び心のある世界観を味わえます
- 優しいファンタジーを読みたい人:怖さ皆無の「こわかわいい」おばけとの交流を通して、穏やかな物語を楽しめます
- 絵本を大人目線で味わいたい人:友情や孤独、思いやりを描いた内容から、年齢を重ねたからこその読み方ができます
- 読後に余韻が残る作品を探している人:短時間で読めますが、何度も読み返したくなる一冊です
著者について
レベッカ・グリーン│作
アメリカのイラストレーター。
岸本佐知子│訳
(1960−)翻訳家。主な訳書にショーン・タン作品や、『いちばんここに似合う人』、『ほとんど記憶のない女』などがある。
作品解説
『おばけと友だちになる方法』の内容
作品の概要
『おばけと友だちになる方法』は、おばけと仲良く暮らすための方法を「取扱説明書」のような形式で描いた絵本です。かわいらしいイラストとユーモアを交えながら、人間とおばけが友情を育む様子を描いています。
テーマと見どころ
本作のテーマは、異なる存在同士が互いを思いやりながら関係を築くことです。独特な食べ物や遊び、細かな注意点など、遊び心のある設定が随所に盛り込まれています。軽快なユーモアの中に、見えないものとの付き合い方や、相手をそのまま受け入れる姿勢といった視点も含まれています。
『おばけと友だちになる方法』の特徴
表現方法の特徴
本作は、「おばけと友だちになるためのハウツー本」というユニークな形式をとっています。架空の資料や公式ガイドのような演出が加わることで、本当に存在するルールを読んでいるような感覚を味わえます。レベッカ・グリーンのやわらかなイラストと、岸本佐知子によるリズムのよい翻訳も魅力です。
構成や読みやすさ
表面はユーモラスな内容ですが、読み進めるほど、孤独との向き合い方といった哲学が浮かび上がります。そのため、年齢によって受け取り方が変わる作品です。4歳からとなっていますが、大人でも十分に楽しめる奥行きがあります。
大人がいま読む価値
大人が読む意味
『おばけと友だちになる方法』は、子ども向けの絵本でありながら、大人にとっては、表面のかわいらしさの奥にある静かな哲学を味わえる作品です。たとえば、相手を無理に変えずに受け入れること、見えないルールとどう折り合うか、怖さや孤独をそのまま抱えながら暮らすことなど、日常の感覚を少しずらして見せてくれます。
いま読む理由
短時間で読める作品でありながら、読み終えたあとも印象が残る構成になっています。怖さはほとんどなく、おばけという存在を身近で温かなものとして描いている点も特徴です。ハロウィンの時期はもちろん、少し立ち止まって物事の見え方を考えたいときにも手に取りやすい作品です。
関連リンク
書籍詳細ページ
リンク先で書籍に関する基本情報をご確認いただけます。
書籍情報
- ページ数:40ページ
- サイズ:24×24cm
- 初版発行:2021年9月5日
- 対象年齢:4歳~
- 出版社:福音館書店
【無料でお試し】 Kindle Unlimited
まずは無料で体験してみませんか?追加料金なしで、いろんな本を試し読みできるサービスです。
