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晩年の水木しげるが語る人生哲学『わたしの日々』

水木しげる わたしの日々

水木しげるの遺作『わたしの日々』は、彼が生涯を通じて経験したさまざまな出来事を鮮やかな色彩で描いたオールカラーの連作コミックです。戦時中の苛酷な体験から、調布で過ごした穏やかな日々まで、90歳を超えた水木が自身の人生を振り返り、格言や人生哲学も散りばめています。本記事では、この作品の概要、主な見どころ、そして水木しげるの格言「屁のような人生」が持つ意味について詳しく解説していきます。

作品紹介

あらすじ

水木しげるが自らの人生を振り返り、過去の思い出を鮮やかな色彩とともに描いたオールカラーの連作コミックです。幼少~戦争~晩年の調布での穏やかな日常など、彼の人生の様々なシーンが、鮮やかな色彩で描かれています。

おもな登場人物

著者本人である水木サンを中心に、彼の娘や兄弟、妻など家族が登場します。また、弟子として知られる荒俣宏や京極夏彦も登場し、彼らとの交流が描かれています。

こんな人におすすめ

  • 水木しげるのファンの人:水木しげるの人生観や個性が色濃く反映された最晩年の作品で、彼のユーモアや人生哲学を堪能できます。
  • 水木しげるの遺作を読みたい人:彼が最後に描いた作品で、遺作としての価値が高く、最終章まで読むと彼の思いが深く伝わります。
  • 水木しげるが最晩年に何を想っていたのか知りたい人:90歳を超えた彼がどのように日々を過ごし、何を考えていたかがわかる貴重な作品です。
  • 水木しげるの格言を知りたい人:彼の格言「屁のような人生」など、独特の人生哲学が込められており、人生の指針として心に響きます。

著者について

水木しげる(1922年 - 2015年)は、日本を代表する漫画家で、『ゲゲゲの鬼太郎』などの妖怪作品で有名です。戦争体験やユーモラスな描写を通じて、深い人生観を伝えてきました。彼の作品は幅広い世代から支持され、今日も多くの読者に親しまれています。

作品解説

水木しげる最後の連載作品

『わたしの日々』は、水木しげるが「ビッグコミック」にて2013年末から2015年5月まで連載したエッセイ漫画で、彼の最晩年の心情や人生を描いています。水木がこの作品の連載を終了後、その年の11月に他界したため、この作品の最終話が遺作となりました。
出版は、水木が亡くなるよりも前だったため、そういうキャッチコピーで売り出されていません。

1回4ページのオールカラー連載

本作は全編がオールカラーで、1回の連載が4ページで構成されています。90歳を超える年齢から水木プロのスタッフの手がかなり入っている可能性は考えられますが、描写がすばらしい。
紙媒体での購入を是非おすすめしたいですが今現在は、入手困難になっています。プレミアム価格で売られていることが多いため紙媒体での購入は注意が必要です(定価は1,296円+税)。

格言「屁のような人生」

本作には水木しげるの格言も紹介されています。特に「屁のような人生」という格言が印象的で、これは「足ることを知る」ことの大切さを意味します。
水木は現状に満足し、幸せを感じることの重要性を説いており、この言葉には彼自身の人生哲学が表れています。また、この格言は水木の米寿のお祝い本のタイトルに使われました。

水木しげるの最晩年の作品を読みたい方には、ぜひ『わたしの日々』を手に取っていただきたい一冊です。

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遺作となる最終話は、なんとも水木サンらしいというかそんな終わり方をしています。ぜひ、手に取って確認してみてください。

ちばてつやのエッセイ漫画『ひねもすのたり日記』へ

水木しげるの連載終了後、ちばてつやが『ひねもすのたり日記』という作品を連載し、彼の晩年の連作エッセイへとつながります。

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