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猫マンガの新たなる境地!伊藤潤二作『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』#伊藤潤二

この記事は、ホラー漫画家の伊藤潤二による猫マンガ『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』を紹介しています。
猫マンガといえば、かわいらしい猫を想像されるかと思います。ですが、この漫画・・・絵面が怖いです(笑)。でも、笑える漫画です。
猫の飼い主さんは、共感できる漫画です。怖いのが大丈夫な猫好きさんにおすすめしたいです!

作品紹介

あらすじ

ホラー漫画家・伊藤潤二のエッセイ漫画です。婚約者のA子さんと、猫の「よん」と「むー」の日常を描いた漫画です。

作者・伊藤潤二について

富江』と言えば、読んだことがなくてもタイトルを聞いたことがありませんか?
ホラー漫画界で有名な漫画家です。ホラー漫画なのに作中で「ふいに笑わせる」というのが伊藤潤二作品の特徴です。
『恐怖と笑いは紙一重』なんて昔から言われていますよね。伊藤潤二作品は、ホラー漫画でも特に、それを象徴しているように思います。

猫マンガなのに恐怖と笑いの奇妙なバランスあり!

恐怖と笑いは紙一重

恐怖笑い紙一重。ホラー漫画家のお笑い猫マンガ!!!

引用元:裏表紙より


前述しましたが。この漫画は、猫マンガだけど(ある意味)ホラーでもあり、ギャグでもあるんです!
登場キャラ(猫含む)の表情が怖い。動きも怖い。でも、それがなんだか滑稽なんです。ところどころで吹き出すほどに笑えるんです。それも、内容が「猫あるある」なので、猫と生活をしていると共感を覚えてしまうんです。リアルだから違和感もない。

色々と怖いけど、描かれてあることを受け入れてしまうんです。

猫と暮らしているとめちゃくちゃわかる!

認めん・・・・認めん・・・・認めんぞ~~~~っ

引用元:『よん&むー』6ページ・8ページ

実は犬派の伊藤潤二ことJさん。婚約者であるA子さんが、実家から猫を新居に迎えたり、猫が寂しがるからともう一匹子猫を飼うことになってしまうんです。その度にJさんは「認めん」なんて言うのですが、さっさとキャットタワーを組み立てたり、A子さんと猫の取り合いをしたりします。

(動きや表情が怖いけど)・・・わかる!めちゃくちゃわかる!Jさんの気持ち、とてもわかる!猫好きには、本当に楽しい漫画です!

まとめ

猫マンガは、いろいろありますが『よん&むー』のような猫マンガは絶対にないと思います!猫マンガ好きさんは、ぜひチェックしてみて下さい!
・・・ただし、怖いものが苦手な人はご注意を!「恐怖と笑いは紙一重」ですからね!

作品情報

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