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『百鬼夜行抄』:幻想的な恐怖が広がるジャパニーズホラー漫画の魅力 #百鬼夜行抄

この記事は、『百鬼夜行抄』を紹介しています。
ジャパニーズホラー漫画です。幽霊はもちろん、妖怪や土着信仰、呪いと言った題材があります。本格的ホラーです。ゾクッとする漫画体験をしたい人におすすめです!

作品紹介

概要

百鬼夜行抄』は、1995年から今も続いている漫画です。2024年4月上旬には最新刊(31巻)が出ました。
主人公・飯島律が幽霊や妖怪に関係した事件に巻き込まれるジャパニーズホラーです。

長年のファンでも一読だけでは「わかりにくい」部分もありますが、それもある種の魅力です。恐怖の中にも幻想的で美しい世界観が特徴の作品。

主な登場人物

飯島律

主人公は、飯島律という高校生(今は成長して留年+休学した大学4年生)。霊感が強く、妖怪に狙われがち。

飯嶋伶(飯嶋蝸牛)

律の祖父。幻想作家。霊感が強すぎるために複数の身内が命を落としている。今は故人。

青嵐

妖怪。蝸牛の元・使い魔。律の父親の死体に住み着いている。

赤間(鬼灯)

妖怪。蝸牛、律に付きまとい「遊び」と称して危険な目に遭わせている。妖怪の愉快犯。

赤間が関わる話は面白いものが多いと個人的に思います。ただ初期以降、彼の出番がない。最新刊(31巻)でものすごく久しぶりに出ていたので今後、もしかすると・・・?

おすすめの巻

※注意!
  • ここから、ネタバレあり。

第5巻

夏の手鏡

死んだ母親が悪霊となり、命日になると娘を殺そうとやって来る。そんな母親をとんちで騙すが・・・。ラストのドンでん返しが印象に残る話です。

反魂術の代償

息子を死なせてしまった大学教授が息子を生き返らそうと企む話です。この回ではじめて主人公の律と赤間が対峙します。

ーー他、2編。

第7巻

待つ人々

死んだ自覚のない魂が集まり、一人ずつ居なくなるお話。王道だけどオリジナルティあふれる展開で秀逸です!オチが分かっていても楽しめます。

不老の壺

欲に溺れた男がある方法で寿命を得る。だが、そんなことで幸せになれる訳は、なく・・・。この話は、赤間が絡んできます。個人的に『百鬼夜行抄』の中で一番の傑作です!

ーー他、3編。

まとめ

赤間は、イケメンです(笑)。
他にも律のおじさん・飯島開というイケメンがいます。開おじさんも最近、出番がありませんでした。赤間と開おじさんの出番がまた増えると嬉しいなあ!そして、対決してほしい。

作品情報

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