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『椿びより』シリーズ:恋愛よりも大切なものを描いたほのぼの日常系BL #椿びより

この記事はイシノアヤの『椿びより』シリーズを紹介しています。
ジャンルはBL(ボーイズラブ)ですが、恋愛未満でほのぼの日常系の作品です。BLが苦手という人も安心して読めると思います。

 

作品紹介

あらすじ

おひとりさま・オトメンの椿と、同級生でバツイチ子持ちの平岩の日常のお話です。
恋愛未満なのでBL(ボーイズラブ)でおなじみの「攻め」やら「受け」やらが存在しません。だから、普段BLが好きでたくさん読まれている人には物足りないかもしれません。健全でほのぼのした雰囲気の漫画です。全年齢におすすめできます。

おもな登場人物

椿太郎

今作の主人公。見かけが中性的で女性に間違われてしまうこともあります。天然で頼りなさそうですが、ちゃんと自立できていてひとり暮らしをしています。
中学のときの同級生・平岩とたまたま、再会したときは彼のことは忘れていたようです。再会後、なんだか平岩が気になるようですが・・・。

平岩

バツイチ。子持ちのイケメン。娘第一のいいパパ。
部下(男)とはできないのに、椿となら食事のシェアをしたり、旅行や遊園地に行ったりします。ですが、椿をどう想っているのかという描写はありません。基本、椿と居る理由は娘です。

文生

平岩の娘。椿のことがお気に入りで「たろくん」と呼んでいる。

『椿びより』と『椿だより』で一つの物語!

『椿びより』が一巻。『椿だより』が二巻にあたります。
二巻はハッキリと年数は書かれていませんが、少なくとも2年は経っているのではないかな、と思います。

「恋愛」はないけれど「家族」

なんとなく一緒に「二人」というよりは平岩の娘・文生ちゃんも含めて「三人」で凄す感じです。家もそれぞれ別。

「恋愛」なしの「家族」のような関係です。それどころか「友情」もないかもしれません。別にもともと友だちだった訳でもありません。

だけど、一緒にいると居心地がいいし、お互いにずっと一緒に居たいという関係。たぶん、それはお話が終わったあとも続いている関係です。

きっと文生ちゃんが成人して独立しても、お互いのにそれぞれの生活を持ちつつ一緒に居るような気がします。

椿くんの日々是好日、なんてことない日常があるヨロコビ

引用元:『椿びより』裏表紙より

作品の内容は、この一文で語られています。

 

まとめ

続編を描いてほしいな、と思います。もし、あるなら椿と平岩の関係に進展があってほしい気もしますが、この空気が好きかな?

作品情報

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