この記事では、青年漫画『寄生獣』を紹介しています。
『寄生獣』は、高校生・泉新一とパラサイト・ミギーの共生を描く壮大な物語。個性豊かなキャラクターたち、心に響く言葉が読者の感性を刺激します。
『寄生獣』のあらすじ
『寄生獣』は、突然宇宙から現れたパラサイト・ミギーと、高校生・泉新一との奇妙な共生関係を描いた壮大な物語です。
この漫画は単なるサスペンスやホラーに留まらず、「人間」とは何か。「生きる」とはどういうことなのかという問いを読者に投げかけます。
むずかしくない!素直に読める『寄生獣』の魅力
「考える」よりも「感じる」:『寄生獣』が描く世界
「考えさせる」より「感じさせる」、つまり「読んで退屈しない」をまず第一に心がけて描いてみた。
引用元:「寄生獣1」表紙カバー折り返しコメント
この作品は、そんなにむずかしい漫画ではないです。レビューを見ると、「考えさせられる」とか、「人間のエゴ」とか書いてあって、ちょっとむずかしそうな感じがするでしょう?
でも、大丈夫!実際に読んでみると、そんなにむずかしくないです。なぜなら、この漫画は考えるよりも感じる漫画なんです。昔、小学校5年生の時に読みましたが、むずかしく考えなくても読めました。もちろん、内容を理解できましたし、おもしろいと思いました!だから、安心してください。深いことを考えながら読む必要はないです。素直に読んで感じればいいんです。
心に響く言葉:『寄生獣』の世界
地球上の誰かがふと思った 『人類の数が半分になったら いくつの森が焼かれずにすむだろうか・・・・・・』
引用元:『寄生獣1』4ページ
この言葉は『寄生獣』のはじめに使われています。読むと「怖さ」や「不安」を感じませんか?人間の行動が環境に与える影響を考えると、この問いに答えるのはむずかしいですよね。そして、考えると怖くなるし、未来が心配になりますよね。
『寄生獣』には、そんな「ドキッ」とするような言葉がたくさんあります。だからこそ、多くの読者が一気に読んだり、何度も読み返したりしています。
グロが苦手な人は要注意!『寄生獣』のこわい描写にご注意を
『寄生獣』は名作だけど、グロテスク*1です。タイトルを聞くと、怖いイメージが浮かぶでしょ?グロテスクな漫画として有名ですものね。実際、漫画にはグロテスクなシーンがたくさんあります。
この漫画は、高校生から社会人までが読む雑誌で連載されていました。実写映画もあって、12歳未満は保護者と一緒に見ないとダメなほど残酷なシーンがあります。
だから、グロテスクな表現が苦手な人は、読むのをやめたほうがいいかも。そのあたりは、ご自分で判断して自己防衛をしてくださいね。
『寄生獣』のキャラクターたちがもたらす物語の深みと魅力
- ここから、本編の軽いネタバレあり。
キャラクターの個性豊かさが際立つ!「寄生獣」の魅力
「寄生獣」は、キャラクターの多様性と独自の世界観で高い評価を受ける作品です。物語の魅力は、主人公の泉新一や彼の寄生体であるミギーを含むすべてのキャラクターが個性豊かであり、それぞれが物語の展開に重要な役割を果たしています。さらに、人間に寄生したパラサイトのキャラクターも登場し、彼らもまた独自の個性と考え方を持っています。
特に、序盤から登場する田宮良子(田村玲子)は、人間の脳を支配するパラサイトでありながら、独自に存在意義を探し求める作中でも一風変わったキャラクターです。彼女の行動や考え方は、読者に強い印象を残し、物語に深みを与えます。田宮良子を含む個性的なキャラクターたちは、物語に多様性と興味深さをもたらし、読者を引き込む要因となっています。
主役から脇役まで個性のないキャラクターは居ないかもしれません。みんな個性あり!
『寄生獣』の深いテーマと巧みな描写:なぜ読者を魅了し続けるのか
「寄生獣」は単なるキャラクターの魅力だけでなく、深いテーマや哲学的な問いも描かれています。人間とパラサイトの共存や葛藤、生きる意味などのテーマが織り込まれており、物語全体に奥深さを与えています。また、作品の巧みなストーリーテリング*2も高く評価されています。
まとめ
私は、田宮良子がダントツで好きです!彼女は1巻から登場するキャラクターですので未読の方は、ぜひ注目してほしいキャラです。