この記事では、大人でもしっかり文章について学べる子ども向けの本を紹介しています。子ども向けの「文章の書き方がわかる本」そして、池上彰さんが10代向けに書いた「伝える力をみがく本」の二冊です。
大人もOK!子ども向けの文章書き方本を紹介
「作文が上手になる」・中村和弘 (監修)
短い時間で学べる: みんなのための文章術
小学校低学年から読める本ですが、大人でも十分学べます。なぜなら、大人向けの「文章の書き方」の本と同じ内容だからです。それに、子ども向けだからこそ読みやすく、わかりやすい本になっています。
子ども向けの本でも誤字脱字が目立つものや、内容の理解がむずかしい本もありますが、この本はそのような問題がありませんでした◎。
文章の書き方を見直したい人にオススメします。すぐ読み終わるから、忙しい人にもぴったりです♪
気づきの扉: 自分の文章の問題点が発見できるかも
この本では、ポイントが明確にまとめられており、自分の文章を見直す手助けになります。読みながら、自分の書いた文章と比べてみると、気づかなかった問題点が見つかるかもしれません。私自身もいくつかの自分の問題点に気づきました。
この本を読むことで、もっと楽しくわかりやすい文章が書けるようになれるかも?!
アイデアの地図:マッピングで発想力を広げよう
事実と気持ちを集めるときに「マッピング」という方法を使うと、スムーズに進めることができるよ。
引用元:作文が上手になる・22ページ
発想を広げる方法として、「マッピング」という手法が紹介されています。これは、アイデアや情報を視覚的に整理するための方法です。本にはわずか二ページしか説明されていませんが、自分の発想力を向上させたい方にとって、かんたんでいい方法です。
Eテレの『高校講座』でも同様の方法が紹介されています。その動画をご覧いただければ、よりくわしい解説や具体的な例を知ることができます。時間は20分ですので、ぜひスキマ時間を利用してご覧ください。無料です。
10代から身につけたい「伝える力」・池上彰
あやまった情報とのたたかい:正しい情報を探す
伝える側が最も大切にしなければならないのは、内容を「正しく伝えること」です。この心構えをもつことが、「伝える力」をみがくはじめの一歩です。
引用元:10代から身につけたい「伝える力」・15ページ
私も日々注意していますが、あやまった情報を書いてしまうことはだれにでもあるものです。日本語の意味を勘違いしたり、古い情報を更新していないことが原因となることがあります。
池上彰さんは、「正しい情報」を探すために、複数人の確認が入っている紙の本を推奨しています。
ですが、紙の本でも信用に値しないものはあります。
「正しい情報」を得るためには、複数の情報を比較し、信頼性の高い情報を選択することが重要です。情報の信頼性を確認することは、個人だけでなく社会全体にとっても重要な取り組みです。
知識の危険性と成長の秘けつ: 『伝える力』を学ぶ
自分は「何も知らないのだな」ということに気づく。(中略)まず「謙虚」になってみましょう。そうやって人は成長していくのです。
引用元:10代から身につけたい「伝える力」・69ページ
「知っているつもり」で行動するのは、とても危険なことです。たとえば、私たちは日常生活でたくさんの情報に触れますが、その一部を知っただけで理解したつもりになりがちです。あやまった情報を広めるだけでなく、自分の成長のチャンスも失います。だからこそ、自分の知識を深めるために努力することが大切です。
この本は、10代だけでなく、さまざまな年代の人が学べる内容になっています。年齢や経験に関係なく、誰もが「伝える力」をみがくために役立つ本です。
大人にとっては、「あたりまえのこと」しか書いていないかもしれません。でも、それが大事なことなのです。
まとめ
本を通じて新しい情報を得ることは、個人や社会全体の発展につながる重要なステップです。間違った情報を広めないようにするためにも、いつも新しい情報を見つけるようにしたいですね。
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