西洋画好きと、猫好きが刺さる絵本
イギリスの画家マーティン・レーマンが描く10匹の猫を1匹ずつ紹介する絵本『ねこねこ10ぴきのねこ』。品があって、静かで、ずっと眺めていられる。本記事では作品の見どころ、特徴を未読者向けに解説しています。
作品紹介
あらすじ
10匹の猫が、順番に登場する。ふとっちょの猫、海のそばに住む猫、夜の散歩に出かける猫……みんな違う顔と、違う暮らしを持っている。写実的な絵で描かれたその眼差しは、まるで肖像画のよう。
こんな人におすすめ
本作は、以下のような方に特におすすめです。
- 猫好きな人:10匹それぞれの個性が絵から伝わり、自分の好みの猫を見つける楽しさがあります
- 西洋画・美術が好きな人:肖像画のような写実的な絵柄で、絵本というより画集に近い鑑賞体験ができます
- 静かな読書時間がほしい人:ストーリーがないぶん、自分のペースでじっくり絵と向き合えます
- 絵本をインテリアとして楽しみたい人:上質な絵柄と落ち着いた色調で、飾っても絵になる一冊です
- 猫を飼っている人:登場する猫たちの仕草や表情に、自分の猫と重なるものを見つけられます
著者について
マーティン・レーマン(1934‑)。ロンドン生まれ。写実的な猫の絵で知られ、20冊以上の猫の画集を発表。アメリカ、日本でも人気がありグッズ展開されている。
作品解説
『ねこねこ10ぴきのねこ』とは│猫好きさんにおすすめ
10匹の猫が1匹ずつ紹介される絵本
本作は、「わたしはふとっちょのねこ」「うみのそばにすんでいるねこ」といった短い自己紹介文とともに、個性の異なる10匹の猫が順に登場します。ページをまたぐ展開や起承転結はありません。
猫たちの個性と背景
登場する猫はそれぞれ外見も習性も異なります。夜の散歩に出かける猫、花を好む猫、ねずみと仲のよい猫など、1匹ごとに異なる暮らしぶりが短い言葉と絵で示されます。テキストは最小限で、情報の大半は絵そのものが担っています。
『ねこねこ10ぴきのねこ』の特徴
肖像画を思わせる構図と描写
本作に描かれた猫たちはほとんどが正面に向いていて、西洋の肖像画に近い構図が随所に見られます。毛並みや目の光、体の量感が丁寧に描き込まれており、絵本というよりも画集に近い質感があります。
色彩と背景の作り込み
背景は、猫の個性や生活環境を補足するように描かれています。色調は全体的に落ち着いていて、派手さよりも品のある仕上がりです。レーマンが本作を純粋な絵画表現として制作していたことをうかがわせます。
いま大人が読む理由と読み方のポイント
絵を「読む」絵本として
本作は文字よりも絵に比重を置いた構造を持っています。短いテキストを手がかりに、その猫の暮らしや性格を絵から読み取っていく鑑賞に近い体験です。1匹ずつゆっくり眺め、自分なりに想像を足しながら読むことで、薄い判型からは予想しにくい時間の使い方ができます。
猫の絵画作品として所有する価値
猫を題材にした画集を20冊以上手がけたレーマンの仕事の中でも、本作は絵本という形式でその画風に触れられる点で入門として位置づけやすい一冊です。絵本棚に収めるだけでなく、1ページを取り出して飾ることを想定した構図とサイズ感を持っています。西洋画と猫、どちらにも関心のある読者に向けた作品として、静かに支持を集め続けています。
関連リンク
書籍詳細ページ
リンク先で書籍に関する基本情報をご確認いただけます。
『ねこねこ 10ぴきのねこ』の書籍情報
- 定価:1,430円(税込)
- ページ数:25ページ
- サイズ:26 × 24cm
- 初版発行:2003年6月10日
- 対象年齢:1歳~
- 出版社:童話館出版
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