家族を失う瞬間を、あなたは「記録」できるでしょうか。
藤本タツキ『さよなら絵梨』は、母の最期を撮るという衝撃的な出発点から始まります。やがて主人公の少年は、その映像を映画として世に出し、容赦ない批判にさらされ、絶望の淵に立たされます。しかしその後、出会う少女との交流が、彼に「もう一度、物語を紡ぐ」勇気を与える――。
本記事では物語の見どころ、特徴を抑え未読者向けに解説しています。
作品紹介
あらすじ
病気の母の願いで「最期までを撮影する」ことになった少年・伊藤優太。やがて母を失い、その記録を映画として発表するが、周囲から酷評され深く傷つく。絶望の中で出会った少女・絵梨に導かれ、ふたりは新しい映画を作り始めることになる。
おもな登場人物
伊藤 優太
母の死を記録した映画をきっかけに、自身の居場所を見失う少年。客観的に物事を見すぎる一面を持つ。
絵梨
映画好きの同級生。優太の作品を高く評価し、新たな映画製作へと誘う。
書籍情報(巻数・出版社・受賞歴)
●巻数表記は、Kindle版や文庫版など、入手しやすい流通形態を基準としています。
#完結済み#1巻完結#このマンガがすごい!#マンガ大賞#ジャンプ
こんな人におすすめ
本作は、以下のような方に特におすすめです。
- 映画や映像表現が好きな人:漫画なのにまるで映画を見ているような独特の構成を楽しめます。
- 創作活動に励んでいる人:挫折や批判に打ちのめされても「もう一度作りたい」と思える力を描いており共感できます。
- 現実と虚構の境界に興味がある人:作中で描かれる二重構造の物語を通して、創作と現実の関係を考えるきっかけになります。
- 藤本タツキ作品が好きな人:『チェンソーマン』『ルックバック』に続き、藤本らしい独自のテーマ性や演出を味わえます。
- 心に残る読切を探している人:200ページを超える大作ながら、一冊で強烈な読後感を得られる読切作品です。
- 「人はなぜ物語を作るのか」に関心がある人:創作が持つ救済力や意味を考えたい人におすすめです。
著者について
藤本タツキ(ふじもと・たつき)。1992年秋田県生まれの漫画家。2014年、『恋は盲目』でデビュー。以降、『ファイアパンチ』『チェンソーマン』『ルックバック』など話題作を発表し、独自の表現力で注目を集める。
作品解説
作品概要と特徴
大ボリュームの読切漫画
『さよなら絵梨』は2022年に週刊少年ジャンプ+で公開された、200ページ超の長編読切漫画です。
物語のはじまり
物語は主人公の優太が病気の母親をスマートフォンで撮影する場面から始まり、やがて謎の少女・絵梨と出会い、共に映画制作に取り組む展開が描かれます。
作品の見どころ
映画のような視点で描かれる
本作は、優太がカメラで撮影している映像をそのまま漫画に置き換えたような構成になっています。画面が揺れたりブレたりする描写があることで、まるで読者が優太の目を通して物語を見ているかのような臨場感があります。
この手法により、一人称で物語を体験している感覚を味わえます。
二重構造の物語
物語自体が主人公・優太の映画制作の話であり、さらにその映画の上映シーンまで描かれています。この二重構造により、読者は物語と創作の関係性、現実と虚構の境界を意識しながら楽しむことができます。
藤本タツキが描く本作のテーマ
創作の救済力
自作映画への酷評に深く傷ついた優太が再び映画制作に取り組む姿から、物語や創作が人を支える力を持つことが示されます。虚構を通して現実を生きる力を得るというテーマは、本作の大きなメッセージです。
「創作」の意味
現実の悲しみや社会的に不謹慎とされる題材であっても、創作は現実を受け止める手段として機能します。藤本タツキは、虚構と現実の境界を意識させながら、読者に「創作することの意味」を問いかける作品を作り上げています。
関連リンク
書籍詳細ページ
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