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プレゼントにおすすめ!『ぐりとぐら』で学べる発想力と想像力

『ぐりとぐら』は、長年にわたって愛され続けている絵本で、二匹の野ねずみ、「ぐり」と「ぐら」が登場する心温まる冒険物語です。なかがわりえこ(中川李枝子)とおおむらゆりこ(大村百合子)によって創作されたこの作品は、子どもたちに想像力や発想力を育むとともに、読者に親しみやすい言葉のリズムや会話を楽しませてくれます。今回はその魅力と特徴を深堀りし、どんな人におすすめかを紹介します。簡単なあらすじも紹介しています。

作品紹介

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

  • 作者:なかがわ りえことおおむら ゆりこ
  • 株式会社 福音館書店
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あらすじ

『ぐりとぐら』は、二匹の野ねずみ、「ぐり」と「ぐら」が主人公の物語です。ある日、森で大きな卵を見つけた「ぐり」と「ぐら」は、その卵を使ってカステラを作ることに決めます。卵があまりに大きすぎて運べないため、二匹はその場でフライパンを使ってカステラを焼くことにします。焼いている途中、その甘い香りに引き寄せられて、森の動物たちが集まってきます。そして、みんなで一緒に美味しくカステラを食べ、楽しい時間を過ごします。

おもな登場人物

ぐり

青い服と帽子を着た野ねずみ。

ぐら

赤い服と帽子を着た「ぐり」の双子のきょうだい。

こんな人におすすめ

  • 想像力や発想力を育てたい人:物語内で「ぐり」と「ぐら」がさまざまな問題に対して発想を広げ、解決策を考えるシーンが多く、子どもの創造力を引き出します。
  • 言葉のリズムや響きを楽しみたい人:本書は、リズム感があり、言葉遊びではなくとも、リズムや響きを楽しみながら読み聞かせができる絵本です。
  • 会話のやり取りが面白い絵本を探している人:「ぐり」と「ぐら」の間で繰り広げられる会話が面白く、会話のテンポやキャラクターのやり取りを楽しみながら読み進められます。
  • 読み聞かせをする人:この絵本は、読み聞かせをする際に、会話部分を実際の会話のようにテンポよく読むことで、子どもに伝わりやすくなります。また、考える場面では間を取ることで、子どもの発想を引き出すことができます。
  • 日本の絵本の名作を知りたい人:長年にわたって愛されている絵本の一つであり、日本の絵本文化に触れたい人にも適しています。
  • 読書感想文を探している人へ:小学低学年の読書感想文に最適な絵本です。親しみやすいキャラクターと楽しいストーリーで、感想をまとめやすく、温かいイラストが感想文に彩りを加えます。

著者について

なかがわりえこ

中川李枝子は1935年生まれで、2024年8月22日に享年88歳で亡くなりました。彼女は保育士としての経験を基に、絵本作家としても多くの作品を生み出しました。特に『ぐりとぐら』シリーズが有名で、この作品は世界中で愛され、翻訳されてベストセラーとなりました。

おおむらゆりこ

大村百合子は中川李枝子の妹で、絵本作家としても広く知られています。1937年に生まれ、2023年10月5日に86歳で亡くなりました。姉妹で手掛けた『ぐりとぐら』シリーズや『いやいやえん』などの絵本は、彼女たちの名コンビとして多くの人々に愛されました。特に彼女の絵は温かみがあり、細やかな感情表現に定評があります。『ぐりとぐら』の第一作は「大村」名義で発表されましたが、その後は結婚し「山脇百合子」として活動を続けました。

出版社について

福音館書店は1916年に石川県金沢市で設立され、当初はキリスト教関連書籍を取り扱っていましたが、戦後に出版業務を開始。1953年に月刊「母の友」、1956年には月刊絵本「こどものとも」を創刊し、絵本出版の先駆者となりました。その後、「かがくのとも」や「子どもの館」などの月刊誌を次々と創刊。2000年には株式会社化し、絵本「ぐりとぐら」や「ピーターラビット」など、今も多くの名作を世に送り出しています。

作品解説

作品の特徴

想像力を育むストーリー

本作のストーリーは、子どもたちの想像力を刺激するものが多く含まれています。物語が進むにつれて、主人公たちが様々な冒険に出たり、驚きの出来事に遭遇したりするシーンが登場します。これにより、読者は自分の世界を広げ、未知の世界を探求することへの興味を深めることができます。物語の中で描かれる夢や希望、挑戦の精神が、特に子どもたちにとって、無限の可能性を感じさせ、創造力を育む要素となっています。

リズム感のある言葉の響き

本書では、言葉の選び方に工夫が凝らされており、リズム感のある言葉の響きが特徴的です。言葉が韻を踏んだり、リズムよく並べられていたりするため、読み進めるうちに自然とその言葉に引き込まれ、物語に没入することができます。特に、繰り返し登場する言葉やフレーズは、記憶に残りやすく、親しみやすさを感じさせ、子どもたちが自分でも声に出して読みたくなるような楽しい雰囲気を作り出しています。

対話形式での会話の楽しさ

この絵本の魅力の一つは、キャラクターたちの会話のやり取りです。対話形式で展開されるストーリーは、登場人物たちの個性を引き立て、親しみを持たせるとともに、物語の進行をスムーズにしてくれます。対話の中にユーモアや驚きの要素が盛り込まれており、読者はそのやり取りを楽しみながら、物語を進めていくことができます。また、会話の中に込められた思いや言葉が、読者に深い印象を与えることができる点も大きな魅力の一つです。

視覚的な魅力とイラストの役割

この絵本は、言葉だけでなくイラストの力によってもその魅力が大きく広がります。絵は単なる装飾にとどまらず、物語の雰囲気を作り出す重要な要素となっています。色使いやキャラクターの表情、背景の描写は、物語の進行とともに変化し、読者に感情的な反応を引き起こします。例えば、登場人物が喜びや悲しみを感じる場面では、それに応じた柔らかな色調が使われ、逆に冒険やワクワク感を表現する際には鮮やかな色彩が使われます。絵と文章が一体となることで、読者は視覚的にも感情的にも物語に引き込まれます。

考える余白を提供するストーリーテリング

この絵本のストーリーテリングは、物語を伝えるだけでなく、読者に考える余白を提供します。キャラクターが直面する問題や選択は、常に一つの正解だけでは解決できません。そのため、読者自身も物語の進行に応じて、どうすればよいかを考えることを促されます。親子で読んでいる場合、対話をしながら読み進めることができ、自然に考える力や問題解決能力を養うことができます。これにより、読後も深い余韻を残し、さまざまな解釈を引き出すことが可能です。

小さなキャラクターたちの大きな夢

物語の中心にいるのは、非常に小さなキャラクターたちですが、彼らの夢は非常に大きいです。小さな体に大きな夢を抱えるキャラクターたちは、その姿勢を通して、読者に勇気や希望を与えます。自分にできることは小さくても、大きな目標に向かって努力する姿が描かれ、読者に「自分も何か大きなことを成し遂げられるかもしれない」というメッセージを伝えています。こうしたキャラクターたちの姿勢は、子どもたちにとって良い手本となり、彼らの成長にとって大きな影響を与えるでしょう。

物語を超えた感情と教育的価値

この絵本は、平成29年度版光村図書の1年生の国語の教材としても使われています。物語を通じて、感情の変化やキャラクターの選択を見ながら、思いやりや決断の大切さを学ぶことができます。親子だけでなく、学校でも活用されており、子どもたちは物語を通じて感情表現や対話の重要性を学びます。また、親や教師と一緒にその意味を考えることで、より深く理解することができます。このように、この絵本は単なる読み物ではなく、学びの一環として大切にされています。

親子三世代にわたる愛される絵本

長く愛されるロングセラー絵本

本書は、親子三世代にわたって愛される絵本です。世代を越えて共感できるテーマやメッセージが込められており、大人でも十分に楽しめる内容となっています。親が子どもに読み聞かせることで、親子の絆が深まるだけでなく、世代間で同じ価値観を共有することができます。また、祖父母と一緒に読むことで、家族全員が一つの物語を通じてつながり、心温まるひとときを過ごすことができるでしょう。このように、親子三世代にわたって愛される絵本は、家庭での絆を深める一つのツールとなり、家族全員の心に残る存在となります。

親子の読み聞かせにおける学び

絵本を読み聞かせることは、単に物語を伝えるだけではありません。それは親子のコミュニケーションの一環でもあります。この絵本を通して、親が子どもに物語を語ることで、感情や思考を共有し、対話を促進することができます。また、子どもはストーリーの進行に興味を持ち、自分なりの解釈を加えたり、親と一緒に登場人物の行動について考えたりすることで、論理的な思考力や表現力も養われます。絵本を通じて親子の絆を深めるとともに、子どもの社会性や感受性を育む場としても大変、有益です。

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『ぐりとぐら』の書籍情報
  • 定価:1,100円(税込)
  • ページ数:28ページ
  • サイズ:20×27cm
  • 初版発行:1967年1月20日
  • 対象年齢:3さい〜(一人で読むなら小学低学年~)
  • 出版社:福音館書店

関連商品紹介

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『ぼくらのなまえは ぐりとぐら』

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絵本は短時間で読み終わりますが、読み終わった後の余韻が長く残ります。この作品もその一つで、読者は物語の結末後に達成感や満足感、思いやり、時には切なさなど、豊かな感情を感じることができます。親子で一緒に読んだ後は、感想をシェアしたり、キャラクターたちの選択について考えたりすることができ、深い対話が生まれます。この絵本は、何度でも味わいたくなる体験を提供します。

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