子どもの頃、教科書で出会った谷川俊太郎の詩『朝のリレー』。
あのときは「地球のどこかで朝がリレーされていく」ことが、なんだか不思議で、きれいな詩だなと思った──そんな記憶が残っている人も多いのではないでしょうか。
けれど、大人になった今この詩を読み返してみると、その奥に込められたメッセージの深さに、思わず立ち止まりたくなります。
国や時差を越えて、人と人が静かに「つながっている」こと。
目には見えないけれど、同じ世界で誰かと時間を分け合っていること。
詩という短い言葉の中に込められた、大きな優しさと希望。
『朝のリレー』が持つ静かな力を、改めて感じてみませんか?